ペルシア絨毯
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メンテナンス

ペルシア絨毯基礎知識

仕上げ

ペルシア絨毯は、ていねいな仕上げが施されます。きれいに洗われ、華やかに誕生します。
それぞれの産地で若干の違いはありますが、基本的には同じ流れになります。
ただ、地域で長年の間、改良を重ね、織る素材、大きさなどで道具と方法が一部で変化しています。

工程

1.洗浄
よくブラッシングしながら洗い流します。汚れや余分なむだ毛を取り除き、光沢も出てきます。

2.乾燥
灼熱の太陽光を受けて自然乾燥させます。

3.刈り込み
絨毯の表面を再び刈り込んで、パイルの長さを揃えます。
パキスタンの織り子のナイフは独特な三日月形をしています。これは他の国には無い形です。パキスタンの国旗が三日月をしているからではなく、長い年月で試行錯誤を繰り返して、こうなったものであろうと推察されます。また、シャーリングも通常平らな面に置いてナイフ等で長さを整えますがパキスタンでは円筒の鉄パイプに乗せて大きなハサミで整えます。高密度の織りのものほど細いパイプを使用します。

シャーリング

4.ブラッシング
最後の点検をかねてブラッシングします。素材、品質によってアイロンなどを用いて光沢を出す作業をすることもあります。

織りのための道具

織りのための道具

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