最初の記念絨毯のデザイン構成は、イランで有名なデザイナー・ヒヤバニ氏が作成し、カゼミハメド氏の出身地、タブリーズ市にて全ての糸の手配や染色を行い、タブリーズの職人達で、高度な技術を駆使して、製作いたしました。
絨毯の両サイドの部分は、フランス大会の出場国の国旗であり、絨毯中央部には左側にワールド・カップ・トロフィー、右側にフランスのシンボルのエッフェル塔が織り込んでいます。 カゼミハメド氏の願いでもある、平和の象徴「ハト」もデザインに含ま
れています。
織りの製作日数は、24時間体制を組み、6人で交代しながら約120日間かかりました。
織りあがった『ワールドカップ記念絨毯』は、タブリーズ市民を始め、イラン国民も大変喜び、イラン運動協会からも感謝状を頂きました。
織りあがったフランス大会記念絨毯は、当時のFIFA会長ジョアン・アベランジェ氏を通じて、1998年・フランス大会・優勝国のフランス代表キャプテン・ジネディーヌ・ジダン氏が所有しております。